明日の医療を島根から創造する!これまでにない骨折治療支援システム開発 ~「ホネ」で骨折を治す!?金属材を使わない骨折治療~【12/15記者会見】

2018年1月15日

 平成29年12月15日に、骨折治療に患者さん自身の骨を使用するため「新型の骨用加工機の試作機」が完成したことについて、記者会見を行いました。
 医学部整形外科学講座では、平成16年度からこれまでにない新しい骨折治療として、患者自身の骨をネジに加工し骨折を治療する試みを行ってきました。
 この治療の利点としては、自分の骨を使用するため、異物反応がないことや、通常使用される金属ボルトのように除去手術を行わなくてよい点等があげられます。
 一方、骨ネジの加工に時間がかかることや、手技の煩雑さなどが問題となっていました。
 そこで、医学部整形外科学講座を中心に、島根県産業技術センター、ヒカワ精工株式会社および株式会社日進製作所の四者による共同研究を平成28年度から開始し、より臨床現場に即した新型の骨用加工機の開発に着手し、新型の試作機が完成したものです。
 今後は、平成31年度からの臨床応用開始を目標に、プロジェクトを進める予定です。
 内尾教授は「地方大でできる医療技術開発を今後も行い、患者さんの負担軽減に向けた取り組みを進めていきたい」と述べました。

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向かって左から ヒカワ精工株式会社 代表取締役社長 新藤 久夫 氏、
株式会社 日進製作所 代表取締役会長 錦織 隆 氏、
医学部整形外科学講座 教授 内尾 祐司、島根県産業技術センター 所長 吉野 勝美 氏

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新型試作機を前に骨ネジについて説明する 整形外科学講座 今出 真司 助教